生理へのイメージ
日本では平安時代に貞観式と生理が穢れ(汚れ)と規定されていて明治時代まで受け継がれていたそうです
そして月経中の女性を隔離する月経小屋という隔離部屋まであったとのこと
この文化は現代でもインドやネパールでも起こっているそうで隔離によって命を落とす女性がいまだにいるようです
日本の生理の歴史ははじめから良いイメージではなかったことがわかります
そのイメージが今に引き継がれているかと言うと断定はできませんが学校教育の中で生理については深く学ぶ環境にはなく、
母親の生理をみたり、母親が生理についてマイナスな発言をすると子どもはその言葉を信じて子どもも同じ思考になる可能性は高く
母親が辛い思いをしていれば自ずと生理は辛いものとして認識されるのは容易に想像できます
親子で伝染すると考えれば昔の歴史が今も少なからず影響しているのではないかなと感じています
イメージを変える
生理への考え方など古い歴史が関わっているとすれば今と昔は状況も違います
生理だけに限らずですが今、ここに生きている状況に合わせた対応をしていく必要があります
日本は不便なことをより便利にしようとする力を持っています
ものづくりでは世界にも劣っていません
なのに「人」に対することは少し鈍い氣がしています
生理もその一つです
生理は隠すもの、我慢するもの、生理用ナプキン持っていることが女性のマナー、体調悪いなんて甘えでしょ、お腹痛いって本当なの?生理で会社、学校休んで甘えてない?、そんな声を聞いたことはありませんか?
私も同じようなことを言われた経験もあり、動けない程ひどくても薬飲んでくるのが当たり前と言われていました。そして薬が効かないと1時間おきに飲んでいました(本当はダメなのもわかってました)それでも効かずに顔色も悪い、動きも鈍くなる、それでも本当に体調悪いの?病氣なんじゃないの?と言われながら仕事をしていました
病院にも何度も通いました
それでも異常はない・・・
今では理由がわかっていますが、その当時はわからずに自宅を出る事さえも嫌になり、仕事も辞めざるを得ない状況となり、自分を責めることもありました。「どうして私だけこんなに生理がひどいのか」「いなくなりたい」と思うこともありました「男になりたい」と思うこともありました
なので自分の経験がわが子にも伝染することは不思議ではないと思います
逆に同じ女性でも私が言われたように理不尽なことを言う方もいるのも事実です
女性でも元氣な人もいます
だからこそ、同じ女性なのに自分だけどうして・・・と思うことも多々ありました
イメージは人によって違いはありますが、生理はマイナスイメージを持つことは人類にとっていいことは何もありません
大事な体の仕組みで少子化問題にもつながっていると私は思っています
今の時代だからこそ、生理へのイメージを変え、誰もが自分事として考えられる社会になってほしいなと思います