会社概要
- 社名:一般社団法人CFTいとしま
- 本社所在地:福岡県糸島市前原中央2丁目13-3
- 設立:2022,2,17
- 代表理事:田川 郁恵
- 理事:林 真弓
- 監事:入江 紗香
理念
当法人は、さまざまな家庭の事情や個々の性格により、困りごとや悩みを打ち明けられないことでの孤立や自尊心の欠如を回避する為、自分自身を大切にする心を育み、未来を切り拓ける人間形成をする事を目的としその目的に資する為に次の事業を行う。
事業内容
会員相互協力、協調のもとに、生理用ナプキンをトイレへ設置する等の活動や地域社会に貢献することを目的とする事業
その他目的を達成するための事業
心と身体の教育
1.子供の心を育む教育
子供時代に経験してきた事は何気ない会話や行動、環境など実は大人になっても残っている事が多く、社会に出た時に人間関係や仕事、新たな環境に出た時に生きづらさを感じる事があります。
それは誰もが経験することであり、現代社会の大人達も経験し、今も苦しんでいる方がたくさんいます。
学校教育の中ではどうしても伝えきれない部分をそれぞれの分野で知識を持った方々と協力をし、生きて行く上での重要な子供の心を育むことが重要であると考えます。そしてそれを知る事で相手の考えや行動を否定しない、共有した上で自分で考え、判断出来る環境を作っていきたいと強く想います。
2.生理教育
現在、初潮は小学校高学年(5.6年生)から始まる子も増え、早い子だと低学年から始まる子もいます。男女の身体の仕組みを学ぶ時期などは地域により、変動があるようですが、4年生で学ぶ事が多いようです。
しかしながら学校教育だけではどうしても理解できない、(実際に生理にならないと理解できない)子もいます。学校の授業は受けていても、いざ生理になった時に、誰に相談していいのか?どうやってナプキンを使うのか?身体の状態や経血の正常量が分からないことがあります。また、生理用品以外の代用品(トイレットペーパーなど)を使用する事が原因で身体が不調を覚えたり、時には心の症状が重くなることを知っている子は殆どいません。
正しい知識を知らないことで冷え性やPMS(※1参照)に気づかない、今の現状が当たり前の事だと思い込み放置することで、大人になれば不妊に繋がる事もあります。生理は単に経血が出てくる汚いもの、恥ずかしいこと、隠すものなどマイナスイメージを持っている大人も多いのではないでしょうか?
そのようなマ イナスのイメージを払拭し、子ども達には「私だけではないんだ。」という不安な気持ちを持つことなく、辛い時には声を掛け合ったり、手を差し伸べたり出来る環境を作ってあげる事が目指す事が出来るのではないでしょうか。
PMS:月経前症候群・・・月経 3日~10日前から始まる身体的(頭痛・腹痛・眠気・便秘)、精神的(イライラ・情緒不安定・無気力感・集中力低下 )
症状で生理開始と共に軽快または消失するもの
3.性教育
性教育について、私たちの世代でもそうでしたが、学校の教育では機会が少なく感じます。
しかし、学ばない環境の中でも何となくどうすれば子供が出来るのか、と言う事は誰もが知っています。ただ、子供を作る事がどう言った事なのか、理解が未熟な時期に一つの命を授かり、その責任を取れずになくなる命もあります。
このように、昔からある事なのに子どもを生むことにどれだけの責任が必要なのか。など、理解した上で性教育を学ぶ環境は今後もとても重要であり必要だと考えます。さらに、男女同じように学ぶ必要があり、お互いに責任、思いやりの気持ちを持つ事が重要で、「虐待」「望まない妊娠」「ネグレクト」「毒親」「貧困」「差別」など様々な事が複雑に絡み合っているからこそ、何度でも伝えていく教育が必要だと考えます。
全ての教育によって個々の自立を目指す
「じ」・・・じぶんでかんがえ、
「り」・・・りかいをふかめ、
「つ」・・・つなげるみらい
活動内容
ステップ1(ナプキンをトイレの個室に設置)
最終的に目指す所は個々の自立です。その第一歩である、生理についての知識を子供たちに伝えていくため、生理は大事なことで恥ずかしくない、汚いものではない、いつでも誰でも相談が出来る環境を作っていくため、学校を中心にトイレに設置すること、ナプキンを自由に手に取ることでナプキンの存在を知り、使い方等をなるべく子供にわかりやすい形でリーフレットを作り、各トイレに配置する事が重要であり、生理が身近になる事の第一歩であり、現在(2021年6月開始)各学校へのトイレ配置を呼びかけています。
そこで子どもたちがどうしてトイレに置く必要があるのか、と言うことを考え、学び、教育していく上で生理の重要性など生理についての正しい知識を伝えていきます。そうすることで自己や他を大切にする心を育んでいきます。
ステップ2(子供に正しい生理教育)
生理は人それぞれ、初潮の時期、経血量、身体や心の変化は違います。生理が受け入れられずに始まる子もいます。
これは大人でも苦痛を感じることもあります。そして子供の頃からどうして生理が重要なのかを教育していないことで生理に対する偏見、間違った対応、マイナスイメージによる不妊や生理不順、PMSなど様々な問題に発展していくことを理解することで子供の不安は和らぎ、大人になったときに苦しむことも減ると考えます。
男女関係なく、正しい生理の知識を得ることで苦しんでいる子に手を差し伸べたり、声を掛け合う、誰でも相談できる環境を整えることで自分を大切にし、相手を思い遣る、そして発言ができるようになるなど、心の問題にもアプローチをしていきます。
ステップ3(正しい性教育)
生理についての正しい知識を知る中で性教育は必ずついて来ます。性教育と生理教育は離して教育することではなく、セットで男女関係なくどちらに対しても必要であると考えます。
女性は早くて小学生で初潮を迎えます。自分の体と心を守るためには必要不可欠な教育だと考えます。
年齢に合わせた性教育を伝えていきます。
年齢別にそして定期的に講演やお話会、など様々な場所や環境で伝えていくことで誰もが気軽にそして重要性を理解し、
望まない妊娠やいじめ、虐待、などの自己と他を傷つけない社会を目指します。